町長の日記 9月9日号
スポーツ庁の有識者会議が「公立中学校の部活動を地域のスポーツ団体に移行すべき」という提言をまとめ室伏長官に提出した。文科省もこの方向で進めようとしていると聞く。これに対し先日の全国町村会理事会において、「部活動はあくまでも学校教育の一環であり、教師の負担軽減を目的に地域移行をすることには疑問がある」という声が上がった。私もこの件については諸手を挙げて賛成という訳にはいかないと思っている。
特に、地域移行に当たっては、経費負担の在り方や受け皿の確保、人材や施設の確保などクリアしなければならない課題が全く整理されていない。それにもかかわらず、「2025年度までに」と期限を区切ったことにはほとんどの自治体の長が懸念や心配を示している。
国は、性急に事を進めるのではなく、まずは市町村や教職員、保護者に対し、地域移行の必要性や方向性、特に生徒にとっての効果などを明確に示すことが肝要だと思う。
特に、地域移行に当たっては、経費負担の在り方や受け皿の確保、人材や施設の確保などクリアしなければならない課題が全く整理されていない。それにもかかわらず、「2025年度までに」と期限を区切ったことにはほとんどの自治体の長が懸念や心配を示している。
国は、性急に事を進めるのではなく、まずは市町村や教職員、保護者に対し、地域移行の必要性や方向性、特に生徒にとっての効果などを明確に示すことが肝要だと思う。
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