埼玉に住む小学1年生の孫娘が、初めて1人で「お泊まり帰郷」をした。本人の希望だが本当に大丈夫か心配していた。しかし、何のトラブルもなく2泊3日の初体験は無事終了ということになった。
　私は孫の取り扱いがどうも苦手だ。時折わがままを言う孫に、つい喝（カツ）を入れてしまう。そこへいくと、元保育士の妻は慣れたもので、折り紙やお絵描きで遊んだり、洗濯物をたたむなどのお手伝いをさせたりと本当に上手に付き合っている。そんなバーバに孫娘はベッタリだ。夜はバーバとお風呂に入り、一緒のお布団でおねんね、ジージは別室で独り寝だ。帰り際には「バーバ、大好きだよ」と抱き着いてハグ。ジージには一瞥（いちべつ）もくれない。孫というものは薄情なものだ。
　それでも孫はやっぱり可愛くて、再び会えるお正月を首を長くして待っているのだ。