今朝早く散歩をしていたら、道路脇の藪の中から突然2匹の可愛い子猫が現れた。私が「おいで、おいで」と誘うと、ニャアニャアと鳴きながら近づいてくる。しかし、2メートルほどの所でぴたりと止まり、それ以上は近づかない。「このおじさん、本当に信用できるのかな」と２匹で相談しているかのようだ。
　私は中腰になって手を差し伸べて、また「おいで」と誘うが、その言葉に反応して「ニャア」とは鳴いても、やはり近づこうとはしないのだ。微妙な距離を保っている。捨て猫かなと思ったが、よく見ると、毛並みも良いし痩せてもいない。近づきはしないが人には慣れているようだ。私は飼い猫だろうと判断して、少し歩を速めてその場を立ち去った。しかし、どうも気になって仕方がない。明日の朝、また、同じ道を歩いてみようと思う。