町長の日記 1月31日号
農水省の食料・農業・農村政策審議会企画部会において、委員の中から耳を疑うような発言が飛び出した。能登半島地震で被災した輪島市の棚田「白米千枚田(しろよねせんまいだ)」の復興に対し、「産業としての自立性、競争性を確保しようという時にこの棚田を再現しようとすることに首を傾げる」と言うものだ。私から言わせれば、この発言にこそ首を傾げる。
この方は、農業を単なる産業ととらえていて、儲からないのであれば切り捨ててしまえと考えているらしい。棚田が果たしてきた社会的役割や文化的価値を無視した発言で、中山間地域や条件不利地に住みながらも農地を保全しながら頑張って社会的役割を果たしている農業に者に対する冒涜だといってもよい。そもそも、地域の復興はそこに住む人々が考えることだ。財政的支援をするからと言って、国の方針に従えと考える方がおかしい。このような方が審議委員では今回の基本法の改正もあまり期待できないのではと思ってしまう。
この方は、農業を単なる産業ととらえていて、儲からないのであれば切り捨ててしまえと考えているらしい。棚田が果たしてきた社会的役割や文化的価値を無視した発言で、中山間地域や条件不利地に住みながらも農地を保全しながら頑張って社会的役割を果たしている農業に者に対する冒涜だといってもよい。そもそも、地域の復興はそこに住む人々が考えることだ。財政的支援をするからと言って、国の方針に従えと考える方がおかしい。このような方が審議委員では今回の基本法の改正もあまり期待できないのではと思ってしまう。
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