町長の日記 5月22日号
「教員の働き方改革」の検討をしている中教審特別部会が提言をまとめたという記事を読んだ。残業代の代わりに支給されている月額給与4%相当の教職調整額を10%以上に引き上げるのだという。これに対して新聞の社説などが、「これは定額働かせ放題」制度ではないかと批判をしている。
私に言わせれば、「中教審の答申」も「定額働かせ放題批判」もピンとこない。
まず、教員の志願倍率の低下傾向は、人口減少が続く中で、職の多様化が進んでいる現代においては致し方がないことではないか。また、いわゆる「モンスターペアレント問題」なども教員志望にブレーキをかけている要因ではないだろうか。保護者の対応に時間がとられていることで多忙感が増しているという話も聞く。
さらには「定額調整金」では、一生懸命働いている教員もそれなりの教員もすべて同じ待遇となり、頑張っている教員のやる気を削ぐことにならないのだろうか。今回の提言にはそうした議論がなされた形跡は見えない。
最後に、昨年からの「部活動の外部委託」など、先生方の多忙感を少しでも緩和しようという議論がなされているが、教員の働き方改革は本当に子どもたちにとって良いことなのだろうか。
ここが一番の問題で、子どもたちにとってどうなのかという視点を忘れた改革は本当の意味での教育改革にはならないのではないかと思う。
私に言わせれば、「中教審の答申」も「定額働かせ放題批判」もピンとこない。
まず、教員の志願倍率の低下傾向は、人口減少が続く中で、職の多様化が進んでいる現代においては致し方がないことではないか。また、いわゆる「モンスターペアレント問題」なども教員志望にブレーキをかけている要因ではないだろうか。保護者の対応に時間がとられていることで多忙感が増しているという話も聞く。
さらには「定額調整金」では、一生懸命働いている教員もそれなりの教員もすべて同じ待遇となり、頑張っている教員のやる気を削ぐことにならないのだろうか。今回の提言にはそうした議論がなされた形跡は見えない。
最後に、昨年からの「部活動の外部委託」など、先生方の多忙感を少しでも緩和しようという議論がなされているが、教員の働き方改革は本当に子どもたちにとって良いことなのだろうか。
ここが一番の問題で、子どもたちにとってどうなのかという視点を忘れた改革は本当の意味での教育改革にはならないのではないかと思う。
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