町長の日記 5月27日号
下野新聞文芸欄に、茂木町の渡辺二男さんの詩が載っていた。題は「廃業」。自身の老化と後継者不在によりコメ作りをやめざるを得なくなった心情を綴ったものだった。
「田圃を放棄」「体力の衰えと時代の変化」「空虚と懸念」「先祖の嘆きと批判が聞こえる」「自己を説得する至難」「寂しさが募る廃業の時」。無念さと時代にあらがえない思いが交差する言葉が並ぶ。
こうした渡辺さんの思いは今の中山間地域の農家の現実を政治・行政に突き付けているようにも思える。私自身も町の行政を預かる者としての責任を感じ、申し訳ない思いでいっぱいだ。
国では農業の憲法ともいわれる「食料・農業・農村基本法」の見直しが行われ、新たな時代の農業を模索して前に進もうとしている。しかし、これまで日本の食料を支えてきた渡辺さんのような農家の多くが、今、同じ様な苦難の選択を迫られているという現実に向き合って作られた案なのかどうか、私は疑問に思っている。
「田圃を放棄」「体力の衰えと時代の変化」「空虚と懸念」「先祖の嘆きと批判が聞こえる」「自己を説得する至難」「寂しさが募る廃業の時」。無念さと時代にあらがえない思いが交差する言葉が並ぶ。
こうした渡辺さんの思いは今の中山間地域の農家の現実を政治・行政に突き付けているようにも思える。私自身も町の行政を預かる者としての責任を感じ、申し訳ない思いでいっぱいだ。
国では農業の憲法ともいわれる「食料・農業・農村基本法」の見直しが行われ、新たな時代の農業を模索して前に進もうとしている。しかし、これまで日本の食料を支えてきた渡辺さんのような農家の多くが、今、同じ様な苦難の選択を迫られているという現実に向き合って作られた案なのかどうか、私は疑問に思っている。
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