町長の日記 10月15日号
10月14日付の下野新聞には、一瞬、驚かされた。「平和のかたち とちぎ戦後79年」のコーナーに、茂木町出身の矢野金吾さん(取材当時95歳)、磯直さん(取材当時92歳)の戦争体験の記事が写真入りで載っていたからだ。よく見ると、今から9年前の2015年8月3日付けの記事が再掲されたものであった。
お二人は戦時中に共にニューギニアの戦線に送られた。矢野さんの部隊は連合国軍に包囲され、やむなく撤退の道を選んだが、想像を絶する過酷な行軍の中で多くの戦友を失い、磯さんの部隊は別隊の援軍に向かう任務を遂行しようとしたが、密林などに阻まれ、たどり着くことはできず、兵器さえ放棄するという過酷さで、多くの戦友を衰弱で失った。共に生きて帰ったが、常に「自分だけ生きて帰って申し訳ない」という思いに苛まれていたという。
私は、生前のお二人には大変お世話になった。ただ、お二人から直接戦争体験をお聞きすることはなく、今回、下野新聞の企画を通じてお二人の戦争に対する深い想いに初めて接する事ができた。その想いを無にしてはならないと思う。
お二人は戦時中に共にニューギニアの戦線に送られた。矢野さんの部隊は連合国軍に包囲され、やむなく撤退の道を選んだが、想像を絶する過酷な行軍の中で多くの戦友を失い、磯さんの部隊は別隊の援軍に向かう任務を遂行しようとしたが、密林などに阻まれ、たどり着くことはできず、兵器さえ放棄するという過酷さで、多くの戦友を衰弱で失った。共に生きて帰ったが、常に「自分だけ生きて帰って申し訳ない」という思いに苛まれていたという。
私は、生前のお二人には大変お世話になった。ただ、お二人から直接戦争体験をお聞きすることはなく、今回、下野新聞の企画を通じてお二人の戦争に対する深い想いに初めて接する事ができた。その想いを無にしてはならないと思う。
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