茂木町には、棚田のオーナー制度を行っている地区が３地区ある。入郷（いりごう）、天子（あまこ）、甲（かぶと）である。どのオーナー制度も大変好評で、地域活性化にも役立っている。
　ところが、最近、残念なニュースが飛び込んできた。甲地区のオーナー制度が、今季限りで終了になるというのだ。平成１９年より始まり、毎年２５組～３０組のオーナーさんを受け入れてきたが、ほとんどが長年にわたり継続されている方だ。宇都宮白楊高校や宇都宮大学の学生さんにもご協力いただいた。昨年から続くコメ不足騒動は、日本人の主食であるお米の重要性を国民にも知っていただく契機となった事は確かで、私のところにもオーナーの皆さんから惜しむ声が寄せられている。高齢化が主な原因であるが、町としても何とか存続できないかと思っている。
　ともかく、今年が大豊作で、オーナー制度が成功裏に終わることを願っている。