町長の日記 9月2日号
明治大学の小田切徳美先生が、次のようなコラムを書いている。「これまでの行政の進め方は『計画なくして事業なし』という原則が標準となってきたが、本当にそれが正しいのだろうか。例えば、岐阜県飛騨市の場合、「事業を計画ありきで進めない」を基本姿勢とし、厳密な計画を立てずに目的と方向性を示すことのみしかしていない。その一方で、決算や結果を重視し、事業の成果や課題を丁寧に振り返り、その資料を公表している。飛騨市ではこうした方策が自由な発想による創意工夫や多様な展開可能性を持たせる良い結果となって表れている」。
目からうろことはこの事で、なるほどと思う。役所というところはどうしても「計画から始める入り口重視」となる傾向があり、私自身もそれが当たり前だと思ってきた。しかし、よく考えてみると、毎年毎年、国や県の補助金申請のたびに計画づくりに追われ、一つの町にいくつもの計画が整合性もないままに作られていくという自治体もあるという事はよく聞く話だ。本来は「実施・実現」が目的のはずなのに「プラン、プラン」に追われて、結局何も結果を残せていないということもあるのではないか。小田切先生のコラムは我々行政に携わる者にとって、大変示唆に富む内容であった。
目からうろことはこの事で、なるほどと思う。役所というところはどうしても「計画から始める入り口重視」となる傾向があり、私自身もそれが当たり前だと思ってきた。しかし、よく考えてみると、毎年毎年、国や県の補助金申請のたびに計画づくりに追われ、一つの町にいくつもの計画が整合性もないままに作られていくという自治体もあるという事はよく聞く話だ。本来は「実施・実現」が目的のはずなのに「プラン、プラン」に追われて、結局何も結果を残せていないということもあるのではないか。小田切先生のコラムは我々行政に携わる者にとって、大変示唆に富む内容であった。
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