自民党第29代総裁に高市早苗氏が選出された。これにより女性として初めての総理が誕生する公算が大となった。
　この後、高市総裁は速やかに党役員人事に着手するとともに、連立枠組み拡大を視野に野党との政策協議も急がなければならない。ここでつまずくと新政権の発足が大幅に遅れることとなる。いずれにしても、しばらくの間は、高市総裁は「働いて、働いて、働く」ことになる。
　ところで、アメリカには大統領とマスコミの間には「就任直後の蜜月期間」というのがあり、マスコミは、就任当初は批判を控え、できるだけ好意的に報じるのだそうだ。メディアは政治家や政治そのものに大きな影響を与える存在だ。それを考えると、日本でもこうした蜜月期間があっても良いのではないかと思う。
　今日の新聞によると、高市新総裁誕生を世論は意外と歓迎的に見ているようだ。もし、総理選出となった場合には、この国民の期待に応えるべく、誠心誠意、庶民の目線に立って公約した政策の実現のために頑張ってほしい。