12月、いよいよ道の駅の野菜売り場が赤色で埋め尽くされる時が来た。「イチゴ」の季節だ。
　おかげさまで、近年「茂木の完熟イチゴ」の認知度も高まり、昨年のシーズン中は開店前から行列ができるほどの人気であった。先日、生産現場を訪ねたが、今年は昨年以上のイチゴの出来で、糖度も十分乗っているとのことであった。
　その一方で、心配なこともある。ここ数年、新たな栃木ブランドの「とちあいか」が主力となり、「とちおとめ」の生産量が急減していることだ。酸味と甘さのバランスが良い「とちおとめ」は、生食はもちろんだが、ケーキやジェラートなどに使用されることも多い。しかし、その確保が難しくなっているのだ。道の駅も同様で、今後は契約栽培などの方策も検討しなければならないと思っている。
　いずれにしても、いよいよ「イチゴシーズン到来」。多くの皆さんに茂木の完熟イチゴをお買い上げいただき、美味しさと感動を味わっていただきたい。