町長の日記 12月15日号
「おこめ券」が世間をにぎわせている。私は「おこめ券」自体の発想は悪くないと思う。お米の値段が高止まり、需要が芳しくない現在、国が消費拡大に乗り出すのは当然のことだ。ただし、国は次の2点で間違いを犯しているのではないかと思う。
一つは、おこめ券は農業政策であるにも関わらず、経済対策の中に入れ込んで実施しようとしていることだ。今年のコメの作付面積も生産高も平年を大きく上回っているにも関わらず、青田買いどころか作付け前のコメの囲い込み競争により業者が高い値段で購入したため、なかなか値段が下がらないでいる。したがって、このままでは消費者のコメ離れが進み、来年には大量の古米が発生する恐れがある。つられて新米の価格も大幅に下がる可能性がある。それを防ぐための「おこめ券」政策なのだ。とすればこれは経済対策ではなく農業政策として別個実施すべきであった。
もう一つは、500円のおこめ券が諸経費を引かれて440円分しか使えないことだ。これでは評判が悪くなるのは当然だ。今回のおこめ券はギフト券ではない。個人消費のための券だ。少なくとも額面通りの使用額でなくては国民は納得しないだろう。
以上のようなことに配慮しない手法で「おこめ券」を出してきたことが混乱の原因であると思う。
一つは、おこめ券は農業政策であるにも関わらず、経済対策の中に入れ込んで実施しようとしていることだ。今年のコメの作付面積も生産高も平年を大きく上回っているにも関わらず、青田買いどころか作付け前のコメの囲い込み競争により業者が高い値段で購入したため、なかなか値段が下がらないでいる。したがって、このままでは消費者のコメ離れが進み、来年には大量の古米が発生する恐れがある。つられて新米の価格も大幅に下がる可能性がある。それを防ぐための「おこめ券」政策なのだ。とすればこれは経済対策ではなく農業政策として別個実施すべきであった。
もう一つは、500円のおこめ券が諸経費を引かれて440円分しか使えないことだ。これでは評判が悪くなるのは当然だ。今回のおこめ券はギフト券ではない。個人消費のための券だ。少なくとも額面通りの使用額でなくては国民は納得しないだろう。
以上のようなことに配慮しない手法で「おこめ券」を出してきたことが混乱の原因であると思う。
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